require文やinclude文などは、別ファイルにまとめた関数やファイル、プログラムを読み込む時に使用します。
【1】require文
require文は、スクリプトの実行に先立ち、指定したファイルの内容に置き換えられます。
ループ処理の中に置いて、毎回異なるファイルを読み込むことはできません
■require()関数で「city.php」を読み込み
<?php
require( “city.php” );
echo city;
?>
【2】include文
include文は、スクリプトの実行に先立ち、指定したファイルの内容に置き換えられます。
ループ処理の中にinclude文を置いて、毎回異なるファイルを読み込むことができます。
■include()関数で「city1.php」「city2.php」「city3.php」を読み込み
<?php
for( $i=1 ; $i<=3 ; $i++ ) {
include( “city” . $i . “.php” );
}
echo $city1;
echo $city2;
echo $city3;
?>
【3】require_once文
require_once文は、require()関数と同様に、スクリプト内で別ファイルを読み込むことができます。
require()関数と異なる点は、require()関数は外部ファイルを取り込む回数に制限がないのに対して、
require_once()関数は外部ファイルを1回だけ取り込みます。
【4】include_once文
include_once文は、include()関数と同様に、スクリプト内で別ファイルを読み込むことができます。
include_once()関数も、require()関数とrequire_once()関数との違いと同様に、
include_once()関数は外部ファイルを1回だけ取り込みます。
【5】require文とinclude文の違い
require()とinclude()は、ループとエラーの扱い方を除けば、その動作は全く同じです。
require文は、ループ処理の中に置いて、毎回異なるファイルを読み込むことはできませんが、include文は可能です。
またエラーについて、require()は「Fatal Error」となり処理を停止しますが、 include()は「Warning」を出力しながら、
読み込むべきファイルが存在しない場合も処理を続行します。
両者の違いをしっかり把握したうえで、機能に沿った方を使いましょう。
require文とinclude文の違い | require文 | include文 |
ループ処理での利用 | 不可能 | 可能 |
エラー処理 | 停止 | 続行 |