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|検索アルゴリズム|
Google検索などの検索エンジンと、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのショッピングモール内の検索エンジンでは
検索結果を表示するためのアルゴリズムが全く異なります。
ショッピングモール内の検索結果のパターンを掴んで、特性に合わせた商品名をつけてみましょう。
・Google検索などの検索エンジン
⇒複雑
・楽天市場やYahoo!ショッピングなどのショッピングモール内の検索エンジン
⇒モール内の検索順位を決定づけるには、いくつかの要素を利用して検索順位を決定しています。
検索順位を決定づけるアルゴリズムの詳細については、平等性をたもつ上で公表されていません。
商品検索という特性を考えると、Google検索のような複雑性はないシンプルな検索アルゴリズムが採用されている可能性が高いと考えられます。
【検索順位を決定づける要素】
「商品名」・・・検索したキーワードに大きく関係する
「商品説明・キャッチコピー」・・・検索したキーワードに小さく関係する
「レビュー数」・・・多いほうが評価される。
「レビュー評価」・・・高いほど評価される。
「商品のレビュー評価」・・・多いほど評価される。
「店舗全体のレビュー評価」・・・高いほど評価される。
「お気に入り登録数」・・・多いほど評価される。
「注文数」・・・時系列で管理され最近売れているほど評価される。
「ランキング掲載頻度」・・・掲載されるほど評価される。
「転換率」・・・高いほど評価される。
「在庫数」・・・最低在庫切れしていないことが大切。
などが検索要素として考えられます。
【マイナス評価となる可能性の高い要素】
「キャンセル数」「欠品」「転換率が低い」などが検索順位が低下する一つの要因だと言われています。
【キーワードの分割について】
「Google検索とモール内の検索アルゴリズムの違い」
Google検索の場合には「携帯充電器」というキーワードの解釈は「携帯」「充電器」「携帯充電器」という3つのキーワードで自動的に分割されて判断されます。
しかし、楽天市場などのショッピングモールの場合には自動的に分割されません。
「携帯充電器」というキーワードは「携帯充電器」という検索にのみ対応しています。
これはGoogle検索のほうが優れているという意味合いではなく、ショッピングモールは商品検索という特性上、キーワードを自動的に分割しない方がユーザーにとって使いやすいためだと考えられます。
このように自動的に分割されないことに対応するために、多くのネットショップでは「携帯 充電器」などスペースを入れて事前に分割する方法などもあります。
【モールが購入している広告キーワードを狙う】
ショッピングモールや商品紹介サイトなどに登録をしている場合には、運営者側からGoogle AdWordsなどの有料広告を購入しているケースもよくあります。
ほとんどの場合にはモール内の検索結果にリンクされており、この検索結果となるキーワードを狙って商品名を考える方法もあります。
【A/Bテストによる検索結果のゆらぎ】
A/Bテストとは2つの検索結果パターンを用意して、結果(売上)が良い方を選ぶというアルゴリズムです。
実際にこのような実験的な方法が行われているかの審議はわかりませんが、検索結果にゆらぎがあると感じているショップが多いようです。
ゆらぎによって安定しない検索結果に対応するために有料広告を購入する店舗もいるようです。
|なぜ商品名でアクセス数が変わるのか?|
商品名は検索結果に大きく影響する
ユーザーが求めるキーワードを予測して、商品名にそのキーワードを入れることではじめて検索で見つかる状態になるのです。
商品名はページタイトルとして引用されます
多くの検索エンジン「Google検索」「Yahoo!検索」などは、ページに書かれている内容を把握するために「ページタイトル」を参考にします。
ネットショップASPでページタイトルをつける上で引用されているのが「商品名」となり、商品名が検索キーワードとして最重要要素だとわかります。
※楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのモールショップの場合も同様で商品名がページタイトルとして引用されています。
人気のキーワードで検索上位に入るためには
検索経由のアクセスを呼びこむためにページタイトルに検索キーワードを入れる重要性は説明しました。
しかし、大きな集客が期待できるキーワードほど、検索上位に入る難易度は高くなり簡単に表示されるわけではありません。
競合店よりも少しでも検索上位に入るために商品名などを工夫(最適化)することを、SEO(Search Engine Optimization)とよび、
そのための対策をSEO対策と呼びます。
※厳密に言うとSEOの意味合いは若干異なります。
|SEO対策した商品名の付け方のポイント|
キャッチコピーと商品名の違い
商品情報を登録する際に「商品名」と「キャッチコピー」という入力欄が存在します。
同じように感じるかも知れませんが、多くのネットショップASPで2つの役割は異なります。
商品名はページタイトルに使われる事が多く、検索に利用されるための役割をしています。
一方、キャッチコピーは消費者が欲しくなるようなキャッチーなキーワード言葉を入れる宣伝文句のように利用できます。
この二つの入力欄を正確に埋めることで、検索に強いキャッチーな商品名がはじめて完成するのです。
商品名・・・検索を意識したキーワードを入れる
キャッチコピー・・・商品者に興味をいだかせるキャッチーな言葉
※サービスやマーケットによって若干役割は異なりますが、二つのキーワードの基本的な役割は上記の通りだと考えられます。
重要なキーワードは左に入れるのが基本
検索で狙っているキーワードほど、商品名の左に入れたほうが良いと言われています。
この考え方は古くからあり、現在の検索アルゴリズムでは必ずしも正しいとはいえませんが、検索結果を見るユーザーにとって、
商品名の先頭にあるほど目につく機会が多くなる点を踏まえても左にある方が有利だと言えるでしょう。
関連するキーワードを探してみよう
たとえば「腕時計」という商品を販売しようと考えたときに関連するキーワードとして参考になるのが、検索候補機能です。
※楽天市場で商品検索をした際に表示される検索候補は、関連するキーワードが検索数が多い順に並びます。
Googleサジェストから関連するキーワードを探してみよう
Googleサジェストとは、GoogleのWeb検索の補助機能で、ユーザーが入力している検索キーワードの候補を自動的に表示してくれる機能です。
検索統計をもとにしたリアルなデータを参照できるので検索対策をする上でもとても参考になります。
たくさん表示される検索候補を商品名や商品説明に入れ込むことで検索経由のアクセスを伸ばす窓口が増えるかもしれません。
あえて検索数の少ないキーワードを狙う考え方
検索数の多いキーワードは集客力は高いのですが、競合性も高く検索順位で上位に表示することも難しくなります。
狙ったキーワードで検索上位に入れないのなら、あえて検索数の少ないキーワードを選んで、検索数は少ないが上位に表示された方が
結果的にアクセス数は伸びるかもしれません。
Googleサジェスト一覧を取得するツール
Googleの検索候補を一件づつチェックするのは大変手間のかかる作業です。
そこで簡単に分析するためにオススメしたいのが『Googleサジェストキーワード一括DLツール』というツールで、
キーワードを入力しただけで関連キーワードを一覧で表示してくれます。
表示されたキーワードはCSVで保存することも可能なので、パソコンにデータを落としてから分析することも可能です。
|重要!カテゴリの登録は正確に|
ショッピングモールだけでなく、商品紹介サイトに掲載する際には、そのサービス内の登録カテゴリは必ず正確に配置しましょう。
ただ単に登録カテゴリだと思いがちですが、多くのサービスでは検索結果を左右する非常に大切な要素になります。
|リピートできる商品名|
商品名やショップ名など、ページタイトルにオリジナルのキーワードが含まれていたほうが、検索経由での再訪問がしやすい状況になります。
|ユーザーレビューからキーワードを探す|
ユーザーの書き込んでくれたレビューはキーワードを探す宝庫です。
たとえば「結婚祝いのプレゼント用に」という口コミがあれば、いままではギフト商品という認識がなくても、
その商品はギフト商品としても販売できるというリアルなユーザーニーズを知ることが出来ます。
商品名や記事本文に「結婚祝い」などのキーワードを入れ込む事で、新しい属性のユーザーを呼び込むきっかけにもなります。
|常に検索順位を意識することも大切|
アクセス数が減少する理由として検索順位が下降が考えられます。
検索順位を常に意識して、売上が減少する前に、検索結果を常に意識することで広告戦略を考えておきましょう。
|流行のキーワードほど検索上位に表示される?|
Google検索にはQDFアルゴリズムという、新しい情報を検索上位にするアルゴリズムが存在します。
新しい情報とは流行のキーワードとも考えることもでき、新鮮なキーワードを入れることにより検索上位される可能性が高くなります。
この点を極度に重要視する必要は一切ありませんが、一つの要素として覚えておいて損はありません。
|過剰なSEOはマイナス効果|
あまりにも検索エンジンを意識し過ぎて、過剰にSEO対策を行うことはおすすめ出来ません。
狙っているキーワードを隠し属性などで、ページ内に潜ませる行為などは逆にペナルティを受ける要因にもなります。
ショッピングモールなどに出店した際には、検索候補にショップ名や希望のキーワードを掲載してくれるサービスなどから勧誘されることがよくありますが、
このようなサービスは基本的に不正な手段を使ってサービスを実現している可能性が高いので注意が必要です。運営側より大きなペナルティを与えられる可能性もあります。
|検索数でアクセスを伸ばすよりも大切なこと|
最後にもう一点覚えておきたいポイントがあります。それは消費者は検索を経由してアクセスしてきているという点です。
『激安 テレビ』というキーワードでアクセスしてきた消費者には、本当に安くなければ商品は売れません。
アクセス数だけを意識して、多くのキーワードを詰めたくなる気持ちもわかりますが、そのような方法では売上アップにはつながりません。
その商品をよくみて、このキーワード経由なら売れるという『売れる商品名』を探してみましょう。